三種混合ワクチン(DPT:ジフテリア、百日咳、破傷風)

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任意接種

生後2か月から接種できるワクチンです。
任意接種として、①小学校入学前(年長さんの時)の接種をお勧めします。
(②11~12歳、③妊娠中、の接種も勧められています)
 
①小学校入学前(年長さんの時)
赤ちゃんの時に接種した予防接種によって上がっていた百日咳の抗体価が、小学校入学前になると下がってきます。そのため、小学生に百日咳の患者さんが多くなっています。抗体価を上げるために、年長時に追加接種することを小児科学会が推奨しています。
※不活化ポリオ、おたふくかぜと一緒に、MRワクチン接種の時期に接種してみませんか。
 
②11~12歳
二種混合ワクチンには百日咳が含まれていません。百日咳の抗体価も上げるために、二種混合の代わりに三種混合を接種することができます。ただし、三種混合にする場合は任意接種となります。
 
③妊娠中
予防接種を開始できるのは生後2か月からになるため、生後2か月までの赤ちゃんは無防備となります。生まれたばかりの赤ちゃんは、お母さんからの移行抗体で守ることができます。そのため、妊娠中のお母さんに予防接種を行うことが推奨されています。

ジフテリアについて

ジフテリアは、細菌が感染後に出す毒素で起こる病気です。飛沫感染で、潜伏期間は2~7日です。
のどが腫れて息ができなくなったり、神経の麻痺がおこったり、心臓の筋肉に障害がおこったりして、5~10%が死亡する怖い病気です。
現在、日本国内での感染はほとんどありませんが、海外では小流行が報告されています。

百日咳について

百日咳菌という細菌による感染症で、咳が百日くらい長く続きます。飛沫感染で、潜伏期間は5~21日(多くは7~10日)です。
低年齢で感染すると症状が重くなります。突然激しく咳き込み、その後ヒューという笛を吹くような音が聞こえる咳が特徴です。生後3か月未満の赤ちゃんでは、息が出来なくなり、ひどい場合は死亡することもあります。
日本では、百日咳と診断したら医療機関から国への報告が必要です。毎年、数千人の患者さんが報告されています。

破傷風について

破傷風菌は、細菌が感染後に出す毒素(神経に作用する毒)で起こる病気です。破傷風菌は広く土の中にいて、主に傷口から菌が体に入ってきます。人から人にうつる感染症ではありませんが、どこの土にもいる可能性があるため、誰でもかかり得る感染症です。潜伏期間は3~21日です。
口を開けにくい、笑ったようにひきつった顔になる症状から始まり、歩行障害、排尿・排便障害などの症状が出て、最後には全身の筋肉が固くなり、体を弓のように反り返らせたり、息ができなくなったりします。約30%の人が死亡する怖い病気です。
国内では、高齢者を中心に毎年100人前後の患者さんが発生しています。ワクチンを接種していない子どもが感染したという報告もあります。